ギフチョウ-アゲハチョウ科-
- 種名
- 学名:Luehdorfia japonica
和名:ギフチョウ
- 分布
- 本州の里山 秋田から山口県 美濃地方では低山地の落葉広葉樹林やアカマツ林、飛騨地方では山地のブナ林や高層湿原の周辺など早春に太陽が地表に射し込むような林。
- 食草・食樹 幼虫
- ウマノスズクサ科ミヤコアオイ、ヒメカンアオイ、ウスバサイシンなどの葉
- 食草・食樹 成虫
- カタクリ、スミレ類などの花蜜
- 出現期
- 3月下旬~6月中旬 年1化
- 前翅長
- 30-35mm
- ノート
- 日本固有種。ギフチョウの羽化は桜前線の移動とともに西日本から北上し北限である秋田県鳥海山西麓から北麓で終わりを告げる。サクラが咲き始める頃に現れサクラが散って10日もすれば姿を消す。翅は黄白色と黒の縦じま模様で後翅の外側には青や橙、赤色の斑紋が並ぶ。後翅には尾状突起を持つ。 静岡県では浜松市引佐町の枯山が産地として有名だが、地区で採集禁止になっている。しかし、3月末ころに観察会が開かれ、写真の撮影は可能である。
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