ムラサキシジミ-シジミチョウ科-
- 種名
- 学名:Arhopala japonica
和名:ムラサキシジミ
- 分布
- 宮城県以南の本州、四国、九州、沖縄
- 食草・食樹 幼虫
- ブナ科のアラカシ、イチイガシ、スダジイなど。これらが少ない場所ではブナ科のクヌギ、コナラなどの落葉樹も食べる。
- 食草・食樹 成虫
- 花を訪れることは少なく何を摂取しているか不明。
- 出現期
- 6-3月 年3~4化
- 前翅長
- 14-22mm
- ノート
- 平地の林やその周辺に生息。地味な翅をしているが、開くと鮮やかな青い翅を見ることができる。 幼虫は蜜を分泌してアミメアリをおびき寄せ、アリ脳内のドーパミンの働きを抑制することで行動を調整して、自身を護衛させている。これはそれぞれの生物に利益のある「相利共生」だと考えられてきたが、2015年7月に発表された神戸大学大学院理学研究科北條賢特命助教と琉球大学、ハーバード大学の共同研究グループの研究によると、ムラサキシジミの幼虫が意図的にアミメアリをコントロールしている可能性が示された。
観測情報
観測情報はありません