サイトの目的
世界保健機構(WHO)が、新型コロナウイルス感染症はパンデミックになっていると2020年3月12日に宣言以降、日本国内のみならず世界中に感染者が増加し、チョウ類採集での外国行きが難しくなりました。同好会や学会の総会なども軒並み中止となり、チョウについての知見を発表する場が小さくなっています。
雑誌への投稿は出来ますが、ページ数や写真枚数の制限が多く望んだ形にはなりません。
チョウへの思いを伝えられる場として、多くの写真が閲覧可能なサイトを開設し、スマトラの採集体験などを披露しようと考えたのが始まりです。
このサイトでは、小学校高学年以上を対象に身近にいるチョウの紹介とともに生息地域の変化や自然環境の影響も伝えていきたいと思います。
静岡を中心とした日本のチョウの紹介と併せて、在来種のルーツであるアジア大陸と海外のチョウの紹介もします。
これから徐々にリファインしていくつもりです。
ご覧になった方々のご意見,ご指導を期待しています。
私とチョウ
チョウの採集は小学校の5年生頃から始め、終戦直後の高校や大学教養課程時代も続けていましたが、就職後しばらくは忙しくなり離れていました。東海大学が昭和50年にアメリカから返還直後の沖縄県西表島に研究所分室を設置することになり、沖縄に通う中でチョウの採集が復活しました。その頃は本州では珍しかったベニモンアゲハやシロオビヒカゲなどが得られました。その後海外のチョウにも興味が広がり現在に至っています。
チョウの魅力とは
コムラサキのオスの紫色は角度によって輝いて見えます。アイノミドリシジミの翅の金緑色の輝き、アオスジアゲハの青い帯の色など美しいものを手に取ってよく見たいと思い、採集に励みました。標本が集まると季節型や地域差など次々に興味が深まってきました。若い頃は友達の持っていないチョウを先んじて手に入れることも楽しみの一つでした。更に卵や幼虫、蛹などを探し飼育してチョウの羽化を見ることも楽しみになっています。
メインのチョウ
狭い家に住んでいる頃は標本箱の置き場所がないので、シジミチョウなど小さなチョウを集めていましたが、少し余裕ができると、やはり大型で美しいチョウがメインになってきました。例えばトリバネアゲハの仲間やキシタアゲハの類を求めてインドネシアに何度も通い、オオアカボシウスバシロチョウを見にモンゴルに遠征したこともありました。現在はアゲハチョウの仲間が中心になっています。
好きなチョウ
チョウなら嫌いなものは無いが、大型で色鮮やかなチョウというと、アカエリトリバネアゲハやメガネトリバネアゲハを揚げておきたい。光沢のある緑色に赤や黄色の斑紋が交り、美しい羽根と太い胴体をもち、分布が限られているので実物を見るだけで、心が弾みます。
代表略歴
・東海大学名誉教授
・日本鱗翅学会会員・静岡昆虫同好会会員
・東北大学 理学部卒業 医学博士
・元東海大学海洋学部学部長
・元東海大学海洋科学博物館館長
・元東海大学人体科学博物館館長
・東海大学沖縄地域研究センター(西表島)初代分室長
・元東海大学ヨーロッパ学術センター(コペンハーゲン)センター長